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Posted by 滋賀咲くブログ at

2年乾燥薪の威力

2012年12月28日





今年の冬は特に冷えるらしいですね。でも我が家は大丈夫。
アリとキリギリス、1年を通じてよく頑張ってきた、薪はすべて2年薪を焚いている。
火つきが違う、エアー絞ってもガラスが曇らない、熱量を最大限取り出せます。

巷で販売されている薪はほとんどが1年乾燥、薪の推奨水分率は20パーセントと言う薪業者さんもいますし、ストーブ販売店もあります。
でも????です。中にはこの夏に割った薪まであります。
ほんまに大丈夫かいなと思います。

水分が多いと薪が燃えるとき自らの水分を飛ばすためにそのエネルギーを使います。ですから表面上は同じように燃えていても、取り出せる熱量は大きく変わります。そして煙突の中にタールがたまります。

薪は限りなく平衡含水率に近い方が断然いいです。そのためにはやはり2年・二夏を過ぎた薪が良い。
お金持ちの皆さんは水分計を買ってください。でも表面を計っていては意味がない。
きちっと割って中を計ることが大事。それを一旦覚え込めば高価な含水率計はもう必要なくなる。

さて良質な2年乾燥薪を作るには、屋根つきの保管場所が必要です。いくら2年間おいても雨が当たるようでは薪は乾燥しません。アウトドア作家田渕義雄は1年目の薪はブランデー、2年薪はコニャック、3年目はビネガーになると言いました。でも屋根の下できちっと乾燥すれば3年たっても大丈夫です。屋根がなければ残念だけど1年でビネガーです。

屋根の下で薪によくお日様と風を当てて乾燥してください。きっとその違いが解るはずです。  


Posted by 薪割りくらぶ at 13:37Comments(0)