今郷地区 山の神例祭

2011年01月07日

1月3日早朝、お世話になっている今郷地区の山の神例祭に参加しました。
AM5:30凜と冷え込んだ空気を感じながら車を走らす。すでに年行事(今年の当番)さんは来ておられてそれぞれ準備を進められている。暗闇の中で新年のあいさつを交わし、取材の御断りをする。行事は6時からとの話に準備を進めていると隣の八幡さまから順次村人が入ってこられる。まず、鉄鍋にそれぞれ持参のお洗米を入れて軽く礼拝。
今郷地区 山の神例祭

次々と村人が入ってこられて、場がにぎやかになってきた。ここで年行事さんがいよいよどんど焼きに点火。
今郷地区 山の神例祭

例祭場はきれいに掃き清められ、結界が作られている。その両脇には大きなヒノキのご神木があり、しめ縄が結ばれ男形と女形が飾られている。
今郷地区 山の神例祭


今郷地区 山の神例祭
さあ、いよいよ例祭の始まりです。全員が結界のしめ縄の前に整列し、男の子二人が男形、女形を持って歩み寄ります。そして中央で合体。そこへ年行事さんがお神酒を注ぎます。
今郷地区 山の神例祭


続いて参加者全員で祈りの歌を歌いますが、歌の内容は参加者もほとんどうる覚えで判らない。(残念)どうもアワや稗という単語が出てくる。感覚的には山の安全祈願と五穀豊穣が盛り込まれていそうである。
今郷地区 山の神例祭


最後に全員が雄祈りをささげて儀式は終わる。
今郷地区 山の神例祭


最後にどんど焼きのおき火でお餅とイワシを焼き、炊きあがったお洗米、お神酒が振舞われてすべてが終わった。
今郷地区 山の神例祭


 この例祭は、甲賀地方ではどこの集落にもある。私も地元で子供のころ何度も経験してきたが微妙に違う。しかし、共通していることは女人禁制であること、男形と女形が祀られること、山の安全と五穀豊穣を願うためこの例祭が終わるまでは山に入るなとの言い伝えがあることなど。
 この地方の歴史考えると東海道だけでなく御代参街道、そま街道があり、飯道山は役の行者(エンノギョウジャ)が開いた修験道の聖地であり熊野から分詞された。また、そま川(木へんに山)の名称もある。まさに山の恵みや里の恵みと修験道の信仰などが長い年月の中で重なり、それぞれの集落に根付いたのであろうことが伺える。
 いずれにせよ、クラブの安全と末長い活動、地元との交流と絆を深める貴重な体験であった。

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Posted by 薪割りくらぶ at 12:00│Comments(0)薪割りくらぶ
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